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  • 執筆者の写真isakonju

魔法のVMD!!?お客様を誘導する VMDテクニック(洋菓子店編) by VMD 会社

色彩心理や行動心理と言った言葉がありますが、売場のVMDでも人の心理をついたVMDを行い、お客様を誘導するテクニックがあります。


私が海外ブランドに国内の最高責任者として携わっていた時のあるブランドでのお話と、独立後に実際に依頼を受けた洋菓子店でのお話を今回は書かせていただきます。


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“人の行動心理をついて売上アップを狙え”

洋菓子店編

(どうでもいい話ですが、私は甘党です!)

さて、この洋菓子店は、百貨店の地下に売り場を構えている店舗で、売上げアップを目的として弊社にご依頼いただきましたが、他にも特定の商品の売れ行きが鈍い!という問題も抱えておられました。


売れない商品をVMD戦略で売る方法


A,B,C,D,E,F,G,の種類のケーキをいつも通り各10個(2列の5個ずつ)ずつ並べています。この洋菓子店は人気なので午前中からA,B,C,Dと順調に売れていき、午後にはE,Fも売れ始め夕方になる前に何度も補充していました。ここで問題なのがケーキGがほとんど売れないことです。これは毎日同じことが起きているようでした。ロケーション上、客数が大きく伸びる夕方の時間でも毎日売れ残るようでした。皆さんの売場でこのような現象が起きたらどうしますか?



“人の心理をついて売れない商品を売れる商品に!!!”


私は販売員の方にいつも通り、全商品の補充をお願いしました。

ただし!ケーキG以外。A~Fのケーキはすべて10個ずつならべてもらって、

Gのみ4個にして2列のうちの1列は空けてもらいました。そうです、あたかもケーキGだけが夕方前に売れて在庫が少ないように、人気商品のように見せたのです。

さらにケーキGをショーケースの中央に陳列してもらいました。ショーケースでもゴールデンゾーンは存在します。私見では、ショーケース中央より左右一歩分の幅がショーケースでのゴールデンゾーンだと思っています。


売れない商品を売れるように、小売業では常に抱える問題だと思います。

VMDは売り場のディスプレイを綺麗にするだけではなく、行動心理をついたり、あの手この手で魔法も使える職業だということを覚えておいてください。



ご心配なく、(もちろん、ケーキGは売れました!)

海外ブランド編は次回に続く




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