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  • 執筆者の写真isakonju

海外ブランドの本社VMDになるまでの道のり④ ~入社編~    by VMD 会社

更新日:2023年8月3日

緊張してGUCCIの門をたたきました。VMD未経験、社会人未経験の私がGUCCIの本社に行ったときは本当に緊張しました笑

当時の部長のところにご挨拶に行くように言われて部長の部屋をノック。


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“ここは学校じゃないから自分でかってに学びなさい。3年やってダメだと思ったらすぐ辞めなさい。才能ないってことだから!”

インパクトが強すぎて今でも一語一句覚えています。これだけ言われて席に行くように言われました。おそろしいぃぃぃぃーーー。

どこが自分の席か以外は本当に何も教えてもらえなかったです。まず何をするかも自分で考えて、パソコンの中に何があるのか、ちらっと置かれているVMDの写真やガイドラインをみたりしました。




今では当時の部長が言った意味がすごくわかります。当時のVMDは今よりもクリエイティブさを求められており、このcreaitivityは100教わって身につくのは50のみ。自分で学べばすべて身となり肉となり、100%自分のものになります。そして忘れずに応用もできるようになります。かつ、VMDは正解のない仕事。さらには自分のセンスでVMD、ディスプレイをつくりあげる仕事。自力で線路をつくって電車を走らせる仕事。受け身だと一定のレベル(能力)で止まってしまうのです。

自分で経験したからこそわかる学ぶ方法。大学院やインテリアデザインなどの専門学校で教えたりしていますが、特に後々クリエイティブな仕事に就くであろう専門学校の生徒たちには1から100を教えることが親切だとは思っていません。生徒のためを思うなら、100にいくまでのヒントを与えること、100までの道を迷子にならないように照らしてあげることだと。




“GUCCIでの下積み時代到来!!!
1mmのズレも許さない!!!


当時のクリエイティブディレクターのトムフォードの言葉です。

〖GUUCIのVMDは1㎜のズレも許さない〗

これ、本当です。1㎜のズレも許されませんでした。常に完璧さを求められていました。1mmのズレって気づくの?って思われると思いますが、見る人がみれば瞬時に気づきます。分かるようになるんですよね。

当時で50店舗前後あり、先輩たちは担当店舗を任されていました。言い方は悪いですが、私はパシリです。高さ5メートル、横幅8メールぐらいある大きなウィンドウの窓を拭いたり、掃除したり、ディスプレイに使うディスプレイツールやマネキンを運んだり、路面店なんて何フロアーにも分かれていて本当大変でした笑

ちなみに、私は3年間は担当店舗を持たせないと言われていました。

ここでは書けないような苦しさも多くあり、ほんと毎日のように、、、これを毎日続けていましたが、GUCCIに入社だ!と意気揚々としていたスタート時点、この落差に耐えられず諦めようと思ったこともありました。


が、諦めませんでした。VMDとして仕事に向き合い、羽ばたくためにしたこととは、、、




つづく



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